住友不動産 新築そっくりさん費用相場とメリット

住友不動産 新築そっくりさん費用相場とメリット

住友不動産の新築そっくりさんの費用相場や特徴について詳しく解説します。戸建てやマンションの価格帯別リフォーム内容、メリット・デメリット、口コミ評判まで完全網羅。あなたの住まいは新築そっくりさんに向いているでしょうか?

住友不動産 新築そっくりさん完全ガイド

新築そっくりさん 3つのポイント
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費用相場

戸建て30坪で1,200万円〜1,700万円程度が一般的

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リフォーム特徴

構造体を活かしたスケルトンリフォームで新築同様に生まれ変わる

実績・信頼性

大型リフォーム受注件数7,099件で業界トップクラス

住友不動産 新築そっくりさんの基本概要と特徴

住友不動産の新築そっくりさんは、築年数が経過した住宅を新築同様に生まれ変わらせる大規模リノベーションサービスです。単なる部分的なリフォームではなく、間取りの変更から内外装、設備に至るまで、建物の構造体(柱や梁)以外の大部分を刷新する総合的なリノベーションを手がけています。
新築そっくりさんの最大の特徴は、既存の家の骨組み(構造体)を活かしながら、新築のような住まいに生まれ変わらせる点です。築年数が経った家でも、骨組みがしっかりしていれば、内外装を一新し、最新の設備を導入することで新築に劣らない住環境を実現できます。

 

リフォーム産業新聞の調べによると、住友不動産は「2023年大型リフォームランキング」で7,099件と、2位の住友林業(2,043件)を大きく上回って断トツの首位に輝いています。このような豊富な施工実績により、大手ならではの信頼性と安心感を提供しています。
・建物の構造体を活かしたスケルトンリフォーム
・新築同様の住環境を実現する総合力
・業界トップクラスの施工実績による安心感
・大手住友不動産グループの信頼性

住友不動産 新築そっくりさんの費用相場詳細

新築そっくりさんの費用は建物の種類や規模によって大きく変動します。平均価格は828.8万円となっていますが、実際の費用相場はより詳細な設定があります。
戸建ての場合(30坪)
戸建て30坪での新築そっくりさんリフォーム費用は、おおよそ1,200万円から1,700万円程度が一般的です。築年数や傷み具合、設備グレードによっては2,000万円を超えることもあります。費用には本体工事費だけでなく、仮設工事や現場管理費、設計費、諸経費も含まれています。
マンションの場合
マンションの場合は戸建てよりもやや抑えめになる傾向があり、一般的な専有面積60〜80㎡の場合、目安として600万円から1,000万円程度が多いです。間取り変更や水まわり設備のグレードアップによっては、さらに高額になることもあります。
費用別リフォーム内容
・500万円未満:住宅設備一部交換、内装一部改装、間取り一部変更
・500万~1,000万円:基礎補強、住宅設備すべて一新、内装一部改装
・1,000万~2,000万円以上:すべての項目を一新(基礎補強、住宅設備、内装、間取り、サッシ)

住友不動産 新築そっくりさんのメリット分析

新築そっくりさんには多くのメリットがあります。特に大手企業ならではの安心感と専属担当制による一貫サポートが高く評価されています。
1. 大手企業の信頼性と安心感
住友不動産が提供する新築そっくりさんは、大手ならではの信頼性と安心感が強みです。豊富な施工実績と独自の保証体制により、工事後も長期的なサポートが受けられます。全国対応のネットワークと地元工務店にはない大規模な対応力も魅力となっています。

 

2. 専属担当制による一貫サポート
新築そっくりさんは専属担当制を採用しており、最初の相談から工事完了まで一人の担当者がサポートします。これにより要望の伝達ミスや進行管理の抜け漏れが少なくなり、安心して任せられる体制が整っています。
3. 完全定価制で明朗な価格設定
新築そっくりさんは完全定価制を採用しており、本体価格に解体工事費、建築工事費、断熱改修費、設備配管・電気配線工事費まですべて含まれています。オプションを付けない限り余計な費用はかからない明朗な価格体系です。
4. 耐震性・断熱性の向上
新築そっくりさんの重要なメリットの一つが、耐震性や断熱性などの基本性能の向上です。特に1981年の新耐震基準以前に建てられた住宅では、大幅な耐震性能の向上が期待できます。

住友不動産 新築そっくりさんのデメリットと注意点

新築そっくりさんにはメリットがある一方で、利用前に知っておくべきデメリットも存在します。
1. 費用が高くなりやすい
新築そっくりさんの最大のデメリットは費用の高さです。見積もり金額が予想より高くなることが多く、全面リフォームで1,000万円〜2,000万円以上になるケースもあります。「建て替えよりは安い」と思っていても、結果的に新築と変わらない金額になることもあります。
2. 工期が長くなりやすい
工事の規模が大きいため、2〜4カ月以上の工期がかかることが一般的です。万が一トラブルや追加工事があれば、さらに延びる可能性もあるため、仮住まいが長期化する場合があります。
3. 担当者によるサービス品質の差
大手企業であっても、担当者によって対応に差があることが口コミで指摘されています。営業担当者の提案力や現場管理能力により、満足度に差が生じる可能性があります。
4. 工事内容の自由度制限
新築そっくりさんは規格化されたサービスのため、完全オーダーメイドのリフォームと比べると自由度が制限される場合があります。細かな要望に対応できない可能性もあります。

住友不動産 新築そっくりさんの実際の評判と口コミ

新築そっくりさんを実際に利用した方々の口コミは総合的に見ると評価が分かれています。
良い評価の口コミ
「迅速な対応で短い期間で対応頂いた。担当者の対応も素晴らしかった。進捗報告もまめに行ってくれたので安心感があった」という声や、「事務処理は非常にしっかり的確。価格トラブルなど想定できない、安心してお任せできる誠実な対応だった」という評価があります。
「担当してくださった方がとても話しやすく、希望も伝えやすかった。金額が確定してからも、過ごしやすくする為の提案をいろいろして下さり、より良くしていただけた」という満足度の高い口コミも見受けられます。
厳しい評価の口コミ
一方で「住みながらは、実際はとても大変です。壁やドアの向こうは工事現場なので、たいていの方が後悔されます」という元営業担当者からの指摘もあります。
「工事中に埃や騒音が気になる時期があった点です。予算が少しオーバーしました」といった実際の利用者からの課題指摘もあります。
評価点数データ
大手28社中24位という評価で、総合評価75.4点(平均79.3点)となっており、業界平均をやや下回る結果となっています。特に価格満足度は6.0点(平均6.6点)と、やや厳しい評価となっています。

住友不動産 新築そっくりさんの建物診断システムと保証制度

新築そっくりさんでは工事前の建物診断を重視しており、6つの無料診断を実施しています。これは他社にはない独自のサービスとして評価されています。
6つの建物無料診断
・構造診断:建物の骨組みの健全性をチェック
耐震診断:地震に対する安全性を評価
・断熱診断:現在の断熱性能を測定
・劣化診断:経年劣化の程度を確認
・設備診断:配管や電気設備の状態をチェック
・環境診断:シックハウス対策などを評価
これらの診断により、建物の現状を正確に把握した上で最適なリフォームプランを提案できます。建物の隠れた問題を事前に発見することで、工事中のトラブルや追加費用を最小限に抑える効果も期待できます。

 

保証制度とアフターサポート
住友不動産グループならではの長期保証制度も新築そっくりさんの特徴です。工事完了後も定期的な点検やメンテナンスサポートが受けられ、万が一の不具合にも迅速に対応する体制が整っています。

 

全国ネットワークを活用したアフターサービスにより、転居などの際も継続的なサポートが期待できます。これは地元の工務店では提供が困難なサービスレベルです。

 

住友不動産の新築そっくりさんは、費用は高めに設定されているものの、大手ならではの信頼性と総合的なサービス品質で、築年数の経った住宅を新築同様に生まれ変わらせたい方には適したリフォームサービスといえるでしょう。ただし、複数社での見積もり比較は必須で、特に費用面での慎重な検討が重要です。